episode 9: ガールズ!! ガールズ!!
遂に7月も今日でおしまい、激動の夏はまだまだ続く! 10月に向けて、わくわく状態を持続させたいところです。さて、今日のモンキーズのエピソード紹介は、そんなわくわく状態に相応しいこの一話! たまには、メンバー以外の登場人物に、リレー形式で妄想語りしてもらいましょう。
原題: The Chaperone
OA:1966-11-7 (米国)/1967-12-22 (日本)
songs:
今日は不利 (This Just Doesn't Seem To Be My Day) "The Monkees"
希望を胸に (Take a Giant Step) "The Monkees"
君はひとりぼっち (You Just May Be The One) "Missing Links Vol. 2"
妄想ストーリー:
ハーイ、私レスリーよ。郊外の高級住宅地に住む女の子。近頃、ちょっと小さめのイケメンの男の子が、テレビ視聴率調査員とか雑誌セールスマンとか、ある日はおしゃべりな別の子と一緒に核シェルターの偵察員とか言ってしょっちゅう家に来るの。その男の子が、モンキーズのデイビーっていうのね。どうやら私に恋狂いしちゃってるらしいの。でも、私のお父さん、軍隊出身だけあって凄い厳しい人で、家の中でも軍人めいたルールで私を縛るの。ある日、親友のシンシアが、モンキーズの皆に吹き込んだらしいの。私がパーティに行くには、参加者皆保護者同伴じゃなきゃダメだって。そこでモンキーズ、私を誘えるようにちゃんとしたパーティの準備を始めたというわけ。でも、彼らの保護者はどうするんだろ?
* * * * *
こんちには。モンキーズの連中から散々悪者扱いされている大家のバビットだよ。ある日連中のとこを偵察しに行ったら、たまたまお目付役必修パーティの話をしていて、私が危うくその役を仰せつかることになりかけた。どうして難を逃れたからと言うと、私が真っ先に金を計算し始めたからさ! おっと、誰か来たみたいだから、そいつに代わるよ。
* * * * *
はじめまして、rのつく月の第二火曜日担当の掃除のおばさんよ。坊や達がお目付役パーティの話をしてたから、ちょっと興味を持って、いろいろと「今風」の楽しみ方を教わったりしてたわけ。いざ始めようという時に、突然倒れちゃって........
* * * * *
またレスリーだよ。パーティ本番の日、約束通りお父さんとシンシアと一緒にやって来たのはいいけれど、ドアを開けるなり父さん「保護者はどこだ」だって。気味悪いよね。そこに、2階から妖艶なおばさん....いや、お姉さん? よく見たら、核シェルター偵察員の人にちょっと似てるわね。マイクからアーケイディアン夫人と紹介されたその人に、お父さんったらいきなりメロメロ! その間、パーティにはターザンとか、洗剤のCMに出てるMr. クリーンとかも現れて、かなりの無秩序状態。そんな中、やっとデイビーと親密な時間を過ごせたのはいいけど、ついついアーケイディアン夫人の正体が口をついて出ちゃって、それをお父さんに聞かれちゃった! ピンチ!
* * * * *
レスリーの父だ。せっかくいかした女だと思ったのに、あのチビ、よくもだましやがって! あきれたやつだ。パーティはおしまい! 整列! 退散! 怒りをぶつける前に、奴にプロポーズしてちょっとのぼせさせてやったよ。でも、そんなに娘とデートしたかったんなら、最初からそう言えよ! わしゃそんな物解りの悪い男じゃないんだよ本当は.....
* * * * *
そんなわけで、最後には掃除のおばさんも生き返って、アーケイディアン夫人にちょっと気があった大家さんもあきれ顔で諦めて、お父さんも改心して、ハッピーエンド。でもどうやら、ピーターだけそうはいかなかったみたいね!
あれとかこれとか:
デイビーの恋狂いを話の中心に据えながら、典型的アメリカン・ラヴ・コメディのスタイルを採用した(どっかの謎の国家のプリンセスとか、幽霊騒ぎなどは登場しない)初めての作品。軍人出身の厳格なお父さんを登場させるあたり、若者文化に大いに暗い影を落としたベトナム戦争の現実を、過去の戦争を引用して逆説的に皮肉ったという感じもします(後のエピソードでも第二次世界大戦を皮肉ったくだりが登場しますが.....)。しかし、デイビーが恋狂いのあまりストーカーともとられない行為をしまくっているのも、純潔な恋愛を貫く(少なくともドラマ内では)彼にしては異色で、今となっては考えものですが.....豪勢なパーティ準備シーンをRomp化した「今日は不利」には、2階から滑り降りてきたミッキーが不意にマイクの作ったケーキに顔をうずめるという、ファースト・シーズンのオープニングでおなじみのシーンが出てきます(もっとも、日本放映版のオープニングは、全てセカンド・シーズンのものに統一されていたのですが)。
一方後半では何と言っても、シリーズ中メンバー以外のキャラを演じることが他の3人より遥かに多かった(声のみも含む)ミッキーの女装が最大の見物。ある意味、終盤のエピソードで女装を披露したデイビーやマイクよりもさまになっているのでは? あまりに傑作なので後に3回、サンプリング的に引用されました。そして、遂に他の番組からもろサンプリング使用という大胆な試み! 古い映画のシーンをアクセントとしてサンプリングしたことは何度もありますが、「ターザン」は当時現役放映中だった番組であり(同じNBC系列で)、何でもありの無謀さの一環を垣間見ることができます。エンディングで演奏される「君はひとりぼっち」は、後に『ヘッドクォーターズ』に収録されたものとは別の初期ヴァージョン。なお、このエピソードもVAPのビデオ化の際には割愛されていました(原因は多分エンディングの広告の件)。
原題: The Chaperone
OA:1966-11-7 (米国)/1967-12-22 (日本)
songs:
今日は不利 (This Just Doesn't Seem To Be My Day) "The Monkees"
希望を胸に (Take a Giant Step) "The Monkees"
君はひとりぼっち (You Just May Be The One) "Missing Links Vol. 2"
妄想ストーリー:
ハーイ、私レスリーよ。郊外の高級住宅地に住む女の子。近頃、ちょっと小さめのイケメンの男の子が、テレビ視聴率調査員とか雑誌セールスマンとか、ある日はおしゃべりな別の子と一緒に核シェルターの偵察員とか言ってしょっちゅう家に来るの。その男の子が、モンキーズのデイビーっていうのね。どうやら私に恋狂いしちゃってるらしいの。でも、私のお父さん、軍隊出身だけあって凄い厳しい人で、家の中でも軍人めいたルールで私を縛るの。ある日、親友のシンシアが、モンキーズの皆に吹き込んだらしいの。私がパーティに行くには、参加者皆保護者同伴じゃなきゃダメだって。そこでモンキーズ、私を誘えるようにちゃんとしたパーティの準備を始めたというわけ。でも、彼らの保護者はどうするんだろ?
こんちには。モンキーズの連中から散々悪者扱いされている大家のバビットだよ。ある日連中のとこを偵察しに行ったら、たまたまお目付役必修パーティの話をしていて、私が危うくその役を仰せつかることになりかけた。どうして難を逃れたからと言うと、私が真っ先に金を計算し始めたからさ! おっと、誰か来たみたいだから、そいつに代わるよ。
はじめまして、rのつく月の第二火曜日担当の掃除のおばさんよ。坊や達がお目付役パーティの話をしてたから、ちょっと興味を持って、いろいろと「今風」の楽しみ方を教わったりしてたわけ。いざ始めようという時に、突然倒れちゃって........
またレスリーだよ。パーティ本番の日、約束通りお父さんとシンシアと一緒にやって来たのはいいけれど、ドアを開けるなり父さん「保護者はどこだ」だって。気味悪いよね。そこに、2階から妖艶なおばさん....いや、お姉さん? よく見たら、核シェルター偵察員の人にちょっと似てるわね。マイクからアーケイディアン夫人と紹介されたその人に、お父さんったらいきなりメロメロ! その間、パーティにはターザンとか、洗剤のCMに出てるMr. クリーンとかも現れて、かなりの無秩序状態。そんな中、やっとデイビーと親密な時間を過ごせたのはいいけど、ついついアーケイディアン夫人の正体が口をついて出ちゃって、それをお父さんに聞かれちゃった! ピンチ!
レスリーの父だ。せっかくいかした女だと思ったのに、あのチビ、よくもだましやがって! あきれたやつだ。パーティはおしまい! 整列! 退散! 怒りをぶつける前に、奴にプロポーズしてちょっとのぼせさせてやったよ。でも、そんなに娘とデートしたかったんなら、最初からそう言えよ! わしゃそんな物解りの悪い男じゃないんだよ本当は.....
そんなわけで、最後には掃除のおばさんも生き返って、アーケイディアン夫人にちょっと気があった大家さんもあきれ顔で諦めて、お父さんも改心して、ハッピーエンド。でもどうやら、ピーターだけそうはいかなかったみたいね!
あれとかこれとか:
デイビーの恋狂いを話の中心に据えながら、典型的アメリカン・ラヴ・コメディのスタイルを採用した(どっかの謎の国家のプリンセスとか、幽霊騒ぎなどは登場しない)初めての作品。軍人出身の厳格なお父さんを登場させるあたり、若者文化に大いに暗い影を落としたベトナム戦争の現実を、過去の戦争を引用して逆説的に皮肉ったという感じもします(後のエピソードでも第二次世界大戦を皮肉ったくだりが登場しますが.....)。しかし、デイビーが恋狂いのあまりストーカーともとられない行為をしまくっているのも、純潔な恋愛を貫く(少なくともドラマ内では)彼にしては異色で、今となっては考えものですが.....豪勢なパーティ準備シーンをRomp化した「今日は不利」には、2階から滑り降りてきたミッキーが不意にマイクの作ったケーキに顔をうずめるという、ファースト・シーズンのオープニングでおなじみのシーンが出てきます(もっとも、日本放映版のオープニングは、全てセカンド・シーズンのものに統一されていたのですが)。
一方後半では何と言っても、シリーズ中メンバー以外のキャラを演じることが他の3人より遥かに多かった(声のみも含む)ミッキーの女装が最大の見物。ある意味、終盤のエピソードで女装を披露したデイビーやマイクよりもさまになっているのでは? あまりに傑作なので後に3回、サンプリング的に引用されました。そして、遂に他の番組からもろサンプリング使用という大胆な試み! 古い映画のシーンをアクセントとしてサンプリングしたことは何度もありますが、「ターザン」は当時現役放映中だった番組であり(同じNBC系列で)、何でもありの無謀さの一環を垣間見ることができます。エンディングで演奏される「君はひとりぼっち」は、後に『ヘッドクォーターズ』に収録されたものとは別の初期ヴァージョン。なお、このエピソードもVAPのビデオ化の際には割愛されていました(原因は多分エンディングの広告の件)。





















